正徳2年（1712年）創業の縣屋は、県内最古の清酒蔵として長い歴史を持ち、清酒製造で培った伝統技術を活かしながら、量よりも質を重視した焼酎造りを行っています。蔵が位置する宇佐市の安心院盆地は、豊後富士とも呼ばれる由布岳の清らかな伏流水に恵まれ、寒暖差が大きい独特の気候条件を持つ地域。晴れた朝には盆地全体が白く深い霧に包まれ、焼酎製造に最適な環境が整っています。 この地で、選び抜かれた大麦と自然の恵みそのままの清冽な水を使用し、低温で時間をかけ丁寧に醸すことを心がけています。また、安心院盆地は日本有数の鏝絵の町として知られ、昔ながらの風情ある家並みが残る地域。蔵元では、創業以来受け継がれた技術と情熱をもとに、最高の香りと味を追求し続けています。伝統と自然が織りなす特別な焼酎を提供し、多くの人々に愛される存在であり続けています。