鍋店は、元禄2年（1689年）に成田山新勝寺の門前で酒造りを始めました。現在は、香取郡神崎町の豊かな田園に蔵を移し、「仁勇」「不動」を醸造しています。かつては新潟杜氏や南部杜氏に酒造りを任せていましたが、平成9年から全ての工程を自社スタッフで行い、自らの力で個性豊かな酒造りに取り組んでいます。 蒸米から瓶詰めまでの全ての工程を一貫して管理することで、常に品質状況を把握し、「おいしい」と感じていただける酒の提供を目指しています。鍋店という商号は、江戸時代に幕府から任された「鍋座」の管理に由来し、「鍋」と「店」を組み合わせた名とされています。長い歴史と伝統に基づき、人々の心に響く酒造りを使命とし、時代を超えた味わいを追求しています。