2007年に700本のピノ・ノワールを植えたことから始まったワイン造りは、その後、メルロやシャルドネなど他の品種も加わり、カベルネ・ソーヴィニョンやシラーの試験栽培も行っています。栽培方法は、化学肥料や除草剤を使用せず、手作業で除草を行い、農薬も適切な回数のみ使用する慎重な管理が特徴です。2021年からピノ・ノワールで無農薬栽培の試験を開始し、今後、病害虫に強い品種に無農薬栽培を導入予定です。 2016年には自社ワイナリーを開設し、野生酵母で発酵させ、亜硫酸塩は瓶詰め時のみ少量使用した無濾過のワインを生産。築50年の旧玉ねぎ貯蔵庫を改装したワイナリーでは、自然環境を活用した温度管理を行っています。現在、十数種類のワインを少量多品種で生産しており、今後もさらなる品種の増加を計画しています。