原田酒造は鹿児島本土から南へ552㎞、奄美群島の南西に位置する沖永良部島・知名町にある黒糖焼酎の蔵元です。手つかずの自然と美しい海に囲まれたこの島は、景勝地としても知られ、仕込み時期の冬には蔵の前でクジラが回遊し、海ガメも一年を通して身近に見られる自然豊かな場所です。 この蔵元では、「小さな蔵が生き残るには、他にはない個性を持つ美味しい黒糖焼酎を造るべき」という信念のもと、長期貯蔵に力を入れています。代表銘柄「昇龍」は、5年以上熟成された長期熟成古酒。さらに、3年熟成の「満月」や10年以上の熟成を経た銘柄など、多彩なラインナップを誇ります。 特に樽で風味を加えた原酒をブレンドし、常圧蒸留ならではのコクと時を経た芳醇な香り、まろやかな味わいを実現しました。「昇龍」の名は、満月を見上げる中で龍が月に向かって昇るイメージから名付けられ、蔵の代表銘柄として親しまれています。