田村は、1897年（明治30年）に創業し、伝統的な焼酎造りを続ける蔵元です。同社では、創業当時から受け継がれる和甕（わがめ）を用いた一次仕込みの製法を守り続けています。100年以上の歴史を持つ和甕は、田村の焼酎造りを支える象徴であり、品質と伝統を体現しています。 同社が位置するのは、鹿児島県薩摩半島南東端、山川港の近く。JR山川駅から徒歩2分の立地にあり、鹿児島空港から車で約2時間、鹿児島市内からは車や鉄道で約80分とアクセスも良好です。目の前に広がる海と温暖な気候は、薩摩焼酎の味わいを育む環境として最適です。 田村は、薩摩の「ダレヤメ文化」（焼酎を楽しむ文化）を広めることを目指し、芋焼酎の魅力を伝えています。薩摩芋の伝統とともに、明治30年以来、芋焼酎一筋に焼酎造りを続けてきたその姿勢は、多くの焼酎愛好家に支持されています。