500年以上の伝統を誇る球磨焼酎は、WTOから産地指定を受け、世界の銘酒の一員として認められました。球磨盆地は環境庁により「日本で最も美しい川」の一つに選ばれた球磨川を擁し、澄んだ空気と寒暖差の大きい気候の中で、豊かな自然に育まれた米を原料とする理想的な焼酎造りの環境に恵まれています。この独特の風土の中で、地域特有の焼酎が長い歴史をかけて育まれてきました。 堤酒造では、樽や陶器、瓶といった多様な方法で貯蔵・熟成を行い、焼酎に深みと複雑さを持たせる工夫を凝らしています。また、伝統を守りながらも革新を忘れず、大学の研究室と連携して新商品の開発と技術向上に取り組んでいます。手間と経験を重ねて作られる手作り焼酎をはじめ、伝統的な球磨焼酎の味と製法を大切に守りつつ、新たな感覚を取り入れたリキュールや健康飲料の研究にも力を注いでいます。堤酒造は、次世代の焼酎造りを見据えた挑戦を続けています。