日本ワイン農業研究所「JW-ARC」は、「ARC（アーチ）」に「ワインで人を繋ぐ」という意味を込め、「アルカンヴィーニュ（ARC-EN-VIGNE）」と名付けられました。この名はフランス語の「虹（ARC-EN-CIEL）」に由来し、「空CIEL」を「ブドウVIGNE」に置き換え、「ブドウが人を繋ぐアーチ」の象徴としています。 東御市では20名以上の新規就農者がワイン用ブドウ栽培に取り組んでおり、今後も参入希望者が増加していますが、地域のワイナリーの規模では全ての委託醸造需要に応えるのが困難です。 近年、国内産ブドウ100％の「日本ワイン」が注目され、特に長野産の欧州系ブドウが人気を集めています。この状況に対応するため「アルカンヴィーニュ」ワイナリーは地域農家と協力し、ブドウの流出を防ぐとともに、シードルやスパークリングワインも製造・販売します。 また、「千曲川ワインアカデミー」も併設し、栽培や醸造技術、経営情報を提供し、新規就農者の自立を支援しています。